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小紋と訪問着 - 違いを知っていますか?

  • Writer: Sasa Lo
    Sasa Lo
  • Jan 19, 2024
  • 3 min read

こんにちは!着付け講師のAlisaです。


このブログも2回目です。今日は着物を学ぶ上で欠かせない着物の種類と格を簡単に説明します。今回は初心者編として、まずは小紋と訪問着の違いについて見ていきましょう。


着物の格とは


洋服にも、その場にふさわしい装いとマナーがありますよね。格式高いオペラにTシャツでいくことはないし、友人宅のホームパーティーにイブニングドレスを着ることはないと思います。


着物も同様です。着物にもカジュアルなものから正装まで、いろいろな格の着物があります。観光地でよく見られる着物レンタル屋さんではそこまで詳しく教えてくれませんので、たまにチグハグなコーディネートで歩いているお客さんも見かけます。


もちろん、ただのファッションですから、ルールに縛られずにあえて着崩した楽しみ方も良いと思います。でも原則のルールを知っていると、フォーマルな場でふさわしい装いをしたいと思った時に便利ですよね。


このページにたどり着いたあなたは、そういったルールを知りたいと思っているはず。せっかくなので、このページでぜひ学んでいってくださいね!


小紋とは


小紋とは、簡単にいってしまえばカジュアルな普段着の着物。着物レンタル屋さんで多く見かけるのがこのタイプです。全体に模様が繰り返し入っているのが特徴です。


小紋は普段着の着物なので、改まった席には着ることができず、買い物や映画鑑賞といったちょっとしたお出かけで着るのが一般的です。


最初にお話しした「格」という意味では、小紋は下のほうになります。普段着ですからあたりまえですね。


ただ、だからこそいろいろなところに着ていきやすい服でもあります。着物をたくさん着たい!と思っている人はまず小紋を買うことをおすすめします。


着物に格があるように、帯にも格があります。小紋には、名古屋帯や半幅帯などの普段着用の帯を合わせるのがよいでしょう。(例外もあります)


訪問着とは


訪問着とは、簡単に言えば礼装の着物。他にも礼装の着物はいくつかありますが、まず訪問着を一つ持っていれば礼装に関しては心配はないと思います。


小紋と比較した訪問着の大きな特徴は絵羽柄といわれる、縫い目をまたいで1枚の絵のように描かれているデザインでしょう。この絵羽柄を見るたびに、着物はまさに着る芸術だな、と心が浮き立ちます。着物をきている時だけは、もっとみんな、もっと私に注目して!って思ったりするのです(笑)。


訪問着は礼装なので格式は高く、結婚式に参列する際に着たり、改まったパーティーで着たりすることが多いですね。ノーベル賞授賞式の晩餐会でお召しになられている方がニュースになったりもしていますね。


留袖というさらに格の高い着物もありますが、今日では着る機会はほとんどないでしょう。着たことがある人でもお子さんの結婚式くらいではないでしょうか。


訪問着に合わせる帯としては、袋帯が適切です。袋帯も格の高いフォーマルな帯です。


まだまだある?!着物の格の話


今日は、着物の格について”簡単に”お話ししました。実はここの話はほんのさわりだけ。着物の格とコーディネートについて語り始めるといろいろな細かい話、例外な話が出てきます。


もっと細かい話を聞きたい!と思ってくれたらぜひコメントしてくださいね。

ではまた次回!



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